24日(日本時間25日)、ミネソタにて行われたツインズ対エンゼルスの一戦
はエンゼルスが2対1で勝利した。この試合でエンゼルスの大谷翔平投手は「2
番・指名打者」で2試合ぶりの先発出場となった。そして、4試合ぶり今季27
度目のマルチ安打をマークした。まず、初回の第1打席で右中間二塁打を放って
エンゼルスの先制を演出、8回表の第4打席では右越え二塁打を放って4打数2
安打で打率.274となった。試合後エンゼルスのジョー・マドン監督は、「今
日のショウヘイは状態が良さそうだった」と大谷について語った。
大谷の打撃内容は
休養明けの大谷が躍動した。初回1死、ツインズ先発右腕ベリオスの外角シンカ
ーを右中間へ打ち返した。これが打球速度113.8マイル(約183.1キ
ロ)の弾丸ライナーでの二塁打となった。続くアップトンの打席では遊撃・シモ
ンズの野選と二塁・ポランコの送球エラーで先制のホームへ。いきなり2点の先
制劇を演出した。続く3回表先頭での場面は空振り三振。6回表先頭では遊撃シ
モンズの好守で遊ゴロに倒れた。そして8回表2死の場面では左腕シールバーか
ら右越え二塁打を放った。
前日23日(日本時間24日)は今季3度目の欠場となった。2試合ぶりの先発
出場では4試合ぶりの複数安打を記録し、復調を印象づけた。なお、チームは先
発左腕サンドバルが9回裏途中まで無安打に抑える好投。1死後、ツインズ・ロ
ッカーにこの試合初安打となる右翼線二塁打を許し惜しくもノーヒットノーラン
を逃したもののチームを勝利へと導き今季3勝目を挙げた。エンゼルスは2対1
で辛くも逃げきり、借金を1へと戻した。
試合後のマドン監督は
マドン監督は大谷について問われると、「シモンズの素晴らしいプレーで彼(大
谷)の安打が1本奪われたが、彼は問題ない。1年間ずっと完璧なパフォーマン
スをするのは不可能だ。普段通りの姿に見えた。」と復調を印象づけた大谷を称
えた。また、8回2/3を投げ13奪三振1安打1失点と好投を見せた先発のサ
ンドバルについては「(ノーヒットノーランのチャンスは)確かにあった。最終
回もノーノーを継続している状況で、普段なら他の投手を準備させることは個人
的にしたくない。しかし仕方ない部分もあったと思う。2対0と緊迫した場面だ
った。それでも彼は素晴らしかった。」と賛辞の言葉を惜しまなかった。