12日(日本時間13日)、ヒューストンで行われたアストロズ対エンゼルスの
一戦は3対1でアストロズが勝利した。この試合で、エンゼルスの大谷翔平投手
が「2番・指名打者」で先発出場し、3打数1安打1四球で打率を.259とし
た。4戦連続での安打を記録したものの2戦連続で本塁打無しに終わり、この日
の対オリオールズ戦で第44号を放ったブルージェイズのウラディミール・ゲレ
ロ内野手にメジャートップに並ばれた。
大谷の打席は
大谷は初回無死一塁の打席でストレートの四球を選んだ。アストロズ先発マクラ
ーズが4球連続で投じたナックルカーブを見送り先制機をつくったが、後続が凡
退して得点に至らずじまいだった。その後の2打席は二ゴロ、一ゴロに打ち取ら
れた。そして、3打席無安打で迎えた八回表1死一塁の打席は3番手右腕グレー
ブマンの初球にバントの構えを見せた。エンゼルスが2点を追う展開で、右へ寄
るシフトでがら空きになった三塁側を狙ったものと見られるが、内角低めに外れ
るスライダーを見送ってボール。続いての2球目のスライダーを空振りした後、
外角チェンジアップをバットの先で捉えて右前へ運んだ。これで1死一、二塁と
好機を拡大したが、ここでも後続にあと1本が出ずに終わってしまった。エンゼ
ルスは五回表に9番ラガレスの6号ソロで1点を取るのがやっとだった。全体で
は4安打しか奪えず、完敗だった。本塁打王争いはトップの大谷を1本差で追っ
ていたゲレロがオリオールズ戦の二回に内角球を左翼ポール側へ44号ソロを放
った。8月のスランプで一時は大谷に5本差をつけられていたゲレロだったが、
ここにきて復調気味でついに本塁打数で並んでみせた。
マドン監督は
試合は、エンゼルス先発バリアが4回を投げて4四球4安打1失点で降板。打線
は初回1死二、三塁、続いての2回表無死一、二塁の好機を生かせなかったこと
が後に響いた。この3連戦は地区首位のアストロズに1勝2敗と負け越しとなっ
た。それでも、エンゼルス・マドン監督は「攻撃面でプレーする準備が整ってい
ると、最初の2イニングは示した。若い投手が先発の機会を再び手に入れ、打線
の強いチームを抑えた。ブルペンに関しては、我々は(昨日と)異なる選手たち
を起用した。ここ3試合、9月のヒューストンを相手によく戦っている方だと思
う。アストロズ打線は非常に優秀なので、容易な相手ではない。」と試合を振り
返った。確かに首位アストロズは強い。しかし、それ以上にわれわれとしてはス
ランプ気味の大谷が気がかりなところだ。