28日(日本時間29日)、ヤンキー・スタジアムで行われたヤンキース対エン
ゼルスの一戦は、5対3でエンゼルスが勝利した。この試合でエンゼルスの大谷
翔平選手が「2番・指名打者」でスタメン出場した。初回に2戦連発となる先制
の26号ソロを放ち、チームの連勝に貢献した。大谷はこの本塁打でメジャー両
リーグでのトップに並んだ。
第1打席でヤンキースの先発右腕キングの内角カーブを捉え、右越えに強烈な一
発を放った。打球速度117.2マイル(約188.6キロ)は、自身通算73
本塁打の中で最速のものとなった。この後、第2打席以降は凡退となって結局5
打数1安打1打点で、打率は2割7分6厘となった。試合後、MLBネットワー
クのヒーローインタビューに応じた大谷は、第1打席について問われ「初回だっ
たので、いい打席にしたいと思っていきました。いいところに来たんですけど、
しっかり振れて良かったかなと思います。」と振り返った。 ヤンキースタジアム
でプレーはメジャー1年目以来3年ぶりのものとなった。3年前は9打数無安打
に終わっており、この日のこの球場での初安打を本塁打で打って見せた。「やっ
ぱり名実ともに世界一のチームだと思うので、そういうところでプレーできるの
もすごい光栄ですし、何回も来ることはないと思うんですけど、数少ない打席の
中で結果が出たのは良かったかなと思います。」と大谷は続けて語った。なお、
30日の3戦目には投手として今季12度目、自身初めてヤンキースタジアムの
マウンドに上がる予定になっている。