
メジャーリーグが開幕してもうすぐ2か月となる。新型コロナウィルスの感染拡
大の影響もあって試合消化にチーム差はあるが、おおむね4分の1が終了し、今
季の勢力図が見えてきた。この時点で、アメリカメディア「CBSスポーツ」は各
球団の戦いぶりについてランク付けを行った。それによると大谷翔平投手が所属
するエンゼルス、前田健太投手のツインズは最低評価の「F」となっている。
CBSスポーツによると、今回のいわゆる各球団の通信簿は絶対評価で、開幕前の
期待値も考慮したものとなっているとのことだ。順位やパワーランキングではな
く、現有戦力と比較した成績を評価している。最高ランクはレイズの「A+」。
ダルビッシュ有投手をトレードで獲得したパドレス、澤村拓一が加入したレッド
ソックス、そしてジャイアンツが「A」で続いている。
そして、下位に目を転じると最低の「F」に2球団。それがエンゼルスとツインズ
だった。
エンゼルスの評価内容は
26日(日本時間27日)の終了時点で借金5を抱えてア・リーグ西地区4位の
エンゼルスについては、「単にマイク・トラウトの全盛期を無駄にするだけでな
く、彼らは今、歴史的な信じられない二刀流のシーズンを送っているショウヘ
イ・オオタニも無駄にしようとしている」と辛辣だ。さらに、「トラウトとアン
ソニー・レンドンの怪我はもちろん酌量の余地を与える要因だが、投手陣は(も
ちろんオオタニを除いて)容認できないほどに救いようがない」と断じた。同日
時点でのエンゼルスのチーム防御率はメジャーワーストの5.26となってい
る。これについては「なんて冗談だ」と皮肉ってさえいるありさまなのだ。