27日(日本時間28日)、セントピーターズバーグで行われたレイズ対エンゼ
ルスの一戦はエンゼルスが6対4で勝利した。この試合で、エンゼルスの大谷翔
平投手は「2番・指名打者」で先発出場した。
エンゼルスは1点リードの6回裏に2番手投手マイヤーズが3ランを浴びるなど
レイズに逆転を許したが終盤に粘りを見せて6対4で逆転勝ちを収めた。これで
今季ワーストタイの5連敗をストップした。勝利の立役者となったのは、ア・リ
ーグ指名打者部門1位でオールスター・ゲームのファン投票ファイナリストとな
った大谷翔平だ。9回表にダメ押しの25号ソロを放つなど、4打数3安打3打
点1四球1盗塁の大活躍だった。
エンゼルスは4回表先頭の大谷が四球と盗塁でチャンスを作り、二死後にフィ
ル・ゴスリンのタイムリーで先制した。5回裏にレイズのブランドン・ラウの1
5号ソロで同点に追い付かれたが、6回表先頭のデービッド・フレッチャーがセ
ンター前ヒットで出塁し、大谷がライトへのタイムリー二塁打を放って勝ち越し
に成功した。レイズの崔の一発で逆転された直後の7回表には、二塁打で出塁し
たテイラー・ウォードがフアン・ラガレスのタイムリー二塁打で生還して1点差
に詰め寄る。さらに二死2塁から大谷がライトへのタイムリー三塁打を放ち、4
対4の同点に追い付いた。続く8回表先頭のゴスリンが2号ソロを放って勝ち越
したエンゼルスは、8回裏途中からクローザーのライセル・イグレシアスを投入
して勝利への執念を見せ、9回表には大谷がダメ押しの25号ソロを放つ。そし
て9回裏をイグレシアスが三者凡退に抑え、6対4で逆転勝利を収めた。大谷は
第1打席こそ空振り三振に倒れたものの、その後は四球、二塁打、三塁打、本塁
打の大活躍。今季の打率は.277、OPSは1.031へと上昇した。