17日、広島・大瀬良大地投手が今シーズンに取得した国内フリーエージェント
(FA)権を行使せずに来シーズン以降もチームに残ることがわかった。大瀬良
は球団には既に意向を伝えており、18日に残留を正式に表明する予定となって
いる。広島としては、鈴木誠也外野手のメジャーリーグ挑戦が発表された直後だ
けにエースの決断は広島ファンにとってこれ以上ない朗報となった。

シーズン終了後、広島ファンとしては気が気ではなかったが最高のニュースが飛
び込んできた。今シーズンは野手のキャプテンを務めた鈴木のメジャーリーグ挑
戦が発表されたばかりであったが、投手のキャプテンを務めた大瀬良が今シーズ
ン取得した国内FA権を行使せずに来シーズン以降もチームに残ることとなっ
た。残留交渉はシーズンが終了する前の10月末にすでに始まっっていた。球団
は、誠意を尽くして大瀬良の慰留に努めてきた。球団側の当初の提示は2年契約
だったものの、複数回にわたって話し合いの場を持つ中で条件面の見直しを行い
最終的に3年契約の総額約8億円を提示した模様だ。大瀬良は実働8年間で通算
67勝を挙げ、今シーズンのFA市場では目玉の一人だった。シーズン最終戦を
終えた11月1日、大瀬良は自身の去就について「今後のことはこれから考えた
い。まずはカープとしっかり話をさせていただいていて。」と語り、熟考の意向
を示していた。ただ、FA権を取得した選手の多くが他球団の評価を聞いてみた
いという思いを抱くなかで、大瀬良は当初から「(条件面に)納得できてチーム
に残れたら」と話しており、来シーズン以降も広島でプレーすることを基本線に
ここまで残留交渉に臨んできた。球団側もその思いに応えるべく異例の3年契約
を提示するなど条件面で誠意をみせる提示をしてきた。
過去の異例契約
広島としては、野手は別としてFA権を取得した投手に3年以上を提示するのは
2006年に4年契約を結んで1年後にメジャーリーグへと移籍した黒田以来と
なった。大瀬良はこの球団側の誠意に、カープへの愛を貫くという結論に至った
とみられる。球団には既に残留の意向を伝えており、18日に正式に表明する予
定だ。今シーズンは故障による離脱がありながらも規定投球回をクリアしてお
り、登板23試合で10勝5敗、防御率3.07の成績を残した。カープへの愛
を貫いたエースが来シーズン以降もチームを引っ張る決意だ。