
2021年のプロ野球が3月26日に開幕した。
昨季は6月にまで開幕がずれ込んだ上に、予定されていたスケジールをすべてこ
なすことができなかったシーズンとなってしまったが、それだけに今季はいやが
うえにもその期待が高まる一方の開幕となった。
さて、では優勝の栄冠を勝ち取るチームはどこになるのか。
今回はセ・リーグを見てみよう。
やっぱり巨人
やはりそうなのかと言わざるを得ない。
巨人の3連覇は濃厚だ。
これは昨年も、また一昨年も言われてきたことなのだが、やはり「原監督の采
配」は他の5球団の監督とくらべてみてもその力が一枚も二枚も上手なのであ
る。
もはや、セ・リーグにおいてはペナント争いの構図は巨人対他5球団ではないの
である。
そこにあるのは原監督対他5球団。
原監督対他5球団の監督、と言えないところがつらいところである。
それほどの「采配力」と言わざるを得ないのが現実だ。
巨人のチーム力を見てみても、攻撃力、守備力(投手力)がセ・リーグの中では
抜きんでているようには思えない。
と言うよりも、他のチームの方が上だと思える部分も多い。
攻撃力をとってみても、毎年のようにFAで選手を獲ってきている割にはその強
さを感じない。
投手力を見れば、その投手スタッフにおいては先発、中継ぎ、そして9回をまか
せられる面々は阪神タイガースの方が上ではないかとすら言えるのだ。
しかし、結果はどうか。
昨季など、優勝した巨人と2位の阪神のゲーム差がどれだけ開いたものであった
か。
さらに、その直接対決で阪神が巨人にどれほどの屈辱の結果を見せつけられたこ
とか。
これはもう、「原監督の采配力」としかいうことができない。
(このことに関しては矢野監督がどうこうといった意見も散見されるのではある
が、それをいいだすと3位以下のチームはどうなのか、といった議論になってく
るのでここでは控えたい。)
今季もまた同じような結果が待っているのかと思うと少し気が沈むような感じに
もなってきそうなのであるが、あくまでもこれは予測。とにかく今季のプロ野球
から目が離せない。