21日(日本時間22日)、サンディエゴで行われたパドレス対ドジャースの一
戦は6対2でパドレスが勝利した。この試合でパドレスのダルビッシュ有投手が
先発登板して6回を投げて2安打1失点11奪三振の好投を見せて今季7勝目を
挙げ、日本人3位タイとなるメジャー通算78勝目をマークした。また、MLB史
上最速となる1500奪三振を達成した。
ダルビッシュ有投手はこの日が今季15試合目の先発となった。初回ドジャース
先頭のベッツを三ゴロに仕留め続くラックスを四球で歩かせると、ここからが三
振ラッシュのスタートとなった。ターナー、スミスから連続三振を奪うと、さら
に2回表はビーティー、テイラー、マッキンストリーを3連続三振に仕留めた。
続いて3回表もレクス、ウリアスから三振を奪い、怒濤の7連続三振となった。
その後、ベッツにソロを浴びて連続三振は途切れたものの、その後も三振を積み
上げた。6回表にはスーザJr.から三振を奪い、これがこの日11個目の三振とな
り、通算1500奪三振を達成した。ダルビッシュはこの回、エラーから2死
一、三塁のピンチを招いたが、ピンチを脱してガッツポーズが飛び出した。そし
て6回裏のパドレスの攻撃の打席で代打を送られて降板した。ダルビッシュはこ
の試合まででメジャー通算196試合に登板して1489三振を奪っていた。こ
れまでのメジャー最速での1500奪三振到達はランディ・ジョンソン氏の20
6試合で、ダルビッシュはこれを9試合上回り、史上最速の通算197試合目、
史上初の200試合未満での1500奪三振到達となった。また、イニング数で
も1220回1/3での到達は、ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ
投手の1272回1/3を上回る史上最短記録となった。