26日(日本時間27日)、サンディエゴで行われたパドレス対ダイヤモンドバ
ックスの一戦は10対1でダイヤモンドバックスが勝利した。ダイヤモンドバッ
クスはMLBワースト記録を更新していた敵地での連敗記録を「24」で止めた。
敵地では実に4月25日(日本時間4月26日)の対ブレーブス戦以来、約2か
月ぶりの白星だ。今月17日(日本時間18日)のジャイアンツ戦に敗れて敵地
23連敗となり、1943年にアスレチックスと、1963年にメッツが持って
いたメジャー記録を更新し、まったくもって不名誉なことにその後記録を伸ばし
つづけていた。
この試合、ダイヤモンドバックスは1回表にエドゥアルド・エスコバー内野手の
適時二塁打で1点を先制すると、続く2回表にはクリスチャン・ウォーカー内野
手のソロ本塁打、さらに3回表にはエスコバーが2ランと畳みかけ、4回までに
6対0とリードを奪った。この日の先発のメリル・ケリー投手は、21日(日本
時間22日)の対ブルワーズ戦でチームの連敗を17で止めた実績がある。初回
は三者凡退の絶好の立ち上がりを見せた。25日(日本時間26日)に1試合に
3本塁打を放ったパドレスのフェルナンド・タティスJr.内野手に対しても第1打
席から二ゴロ、遊撃内野安打、三振と長打を許さず、6回無失点で降板した。そ
して7回から継投に入って逃げ切った。不名誉な記録を止めたとはいえ、ダイヤ
モンドバックスはいまだに今季22勝56敗、借金34でナ・リーグ西地区の最
下位に低迷していることには変わりはない。これで6月はやっと3勝目をあげた
ところだ。2000年にヤクルトでプレーした経験もあるトーリ・ロブロ監督の
手腕が問われる試合が続く。