4日、バンテリンドームにて行われた対DeNA戦で中日ドラゴンズが8対4で勝
利した。この試合で、根尾昂内野手がプロ第1号となる満塁弾を放った。
1回裏に4点を先制したものの、DeNAに1点差まで詰め寄られた3回裏、満塁
の場面で迎えた第2打席、DeNA先発・大貫から放った一撃に試合後、「次の1
点が大事な場面だったので、何とか三塁ランナーを還せるように最悪でも犠飛と
思って打席に立ってました」と話した。手応えを聞かれて、「入ったかどうかな
っていう当たりだったと思います」と答えた。
チームメートやコーチからは「ナイスバッティングと言ってもらえました」と喜
んだ。高卒3年目、プロ通算105打席目での待望の第1号。感謝を伝えたい相
手を聞かれると「先日両親に会って、母の日が近いということで母の日のプレゼ
ントを渡したんですけど、まぁこうやってホームランを打てたのは両親が生んで
くれたおかげなので、両親にありがとうと伝えたいと思います」と母親には既に
プレゼントを渡していたことを明かした。
中日・与田監督は、4対3と1点差に迫られた場面での根尾の放った一撃に、
「ちょっと流れが良くなかったんですけれどもまぁ、光明をさすような満塁ホー
ムラン。凄かったと思います。」と絶賛した。さらに続けて、「1軍の速いボー
ルに対応できてなかった部分が多かったんですけども、まぁ日々の練習がいい結
果になったと思います」と時折り笑顔を混ぜて話した。また、与田監督は初回に
2点適時打を放った阿部については、「阿部の笑顔を久しぶりに見ましたね」と
コメント。同じく初回に先制の2点適時打を放った高橋については、「周平も久
しぶりに笑ってましたね」と話した。今季2勝目を手にした先発の大野について
は、「今日はちょっとらしくなかったかなと。簡単に打たれているわけではない
んですけど、次はもっといいピッチングを期待したいと思います」と次回の登板
への期待を語った。