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中日からのFA投手は期待大、ソフトバンク移籍の又吉克樹はどうか

投稿日:2021年12月23日 更新日:


ソフトバンクが、国内FA権を行使した中日の又吉克樹投手の獲得を発表した。

ソフトバンクがFAで選手を獲得するのは2013年の日本ハムの鶴岡慎也捕手

と中日の中田賢一投手以来8年振りとなる。今シーズンのソフトバンクは日本一

5連覇を目指したもののまさかの4位に終わり、日本一どころかリーグ優勝、は

たまたクライマックス・シリーズ進出をも逃してしまった。もちろん課題は山積

しているが、そのなかのひとつに中継ぎ投手陣がシーズンを通して活躍ができな

かったことが挙げられる。今シーズンは、絶対的守護神の森唯斗が「左肘関節化

膿性滑液包炎」で手術を受け途中離脱、さらには中継ぎとして期待された泉圭

輔、高橋純平らが年間を通じて一軍で活躍できなかった。泉は今オフの契約更改

後の会見の場で、「かなりハイペースで投げていて、自分の身体が耐えきれなか

った」と体力不足の課題を口にした。その言葉を考えると、これまでに通算40

0試合に登板して通算143ホールド、防御率2.86と安定した成績を残して

きた又吉はウィークポイント解消の切り札となりえる存在だ。ソフトバンクは現

在のチーム名になった2004年以降、8人のFA選手を獲得してきた。振り返

ってみれば、2004年に近鉄から移籍した大村直之は移籍後3年連続で規定打

席に到達、2006年に巨人から出戻りという形となった小久保裕紀、2010

年に西武から移籍してチームの扇の要を務めた細川亨、同じく2010年に横浜

から移籍後セ・パ両リーグで首位打者を獲得した内川聖一、2013年に日本ハ

ムから移籍しこちらもチームの扇の要を務めた鶴岡慎也と5人の野手は全員が移

籍後に結果を残してきている。


中日からFA移籍した投手はどうか

ところで、中日からFA移籍した投手で見てみると、2013年に移籍した中田

賢一はまずまずの結果を残したと言えるのではないだろうか。移籍初年度に11

勝をマークすると、翌年も規定投球回に到達し9勝7敗、防御率3.24の成績

を残す。所属最終年度となった2019年こそ1試合の登板にとどまるも、ソフ

トバンクでの実働6年間で39勝26敗と十分な働きを見せたと言える。また、

中日からFAで国内球団へ移籍した投手は中田以外にも成功例が多いのが見て取

れる。2001年に巨人へ移籍した前田幸長、2015年に阪神へ移籍した高橋

聡文はともに中継ぎとしてそれぞれのチームにとって十分な戦力となった。前田

は移籍から4年連続で44試合以上に登板した。そのうちの3年間は50試合以

上に登板となっており、貴重な左腕として中継ぎ陣を支えた。高橋も2年連続で

20ホールドをマークした。特に移籍2年目の2017年は、61試合の登板で

6勝0敗、1セーブ、20ホールド、防御率1.70の好成績を残しており、チ

ームを前年の4位から2位へと押し上げるのに十分すぎる貢献をした。結果的

に、2005年に巨人へ移籍した野口茂樹が結果を残すことができなかったのみ

である。もちろん現状では又吉がどちらのパターンになるのかはまったくの未知

数ではあるのだが、ソフトバンクにとっては又吉獲得にあたっての好材料のひと

つになったとも言えるだろう。又吉はFA移籍した投手の成功事例が多く、過去

にソフトバンクが獲得したFA投手での成功例のひとつとも言える中田の所属先

でもあった中日の出身だ。FA宣言した際に又吉は、「独立リーグ出身者として

(FA宣言の)第1号となって球界の裾野を広げたい」と語っている。それを実

現するためにも、ソフトバンクでも結果を残したいところだ。

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