30日、ペイペイドームで行われたプロ野球交流戦のソフトバンク対巨人の一戦
は4対3で巨人が勝利した。これで巨人は対ソフトバンク戦の公式戦連敗を11
で止めた。
2-2のタイスコアで迎えた5回表だった。1死から岡本和真が中越えに大飛球
を放つ。フェンスを越えたかどうかの審判の審議があったが、結局判定はホーム
ランとなった。巨人は岡本の4番としての99本目となる一発で勝ち越しに成
功。岡本は5月だけで月間9本の本塁打量産となった。これで2019年8月以
来の岡本自身月間最多タイとなった。そして、1点リードで迎えた8回表には、
ジャスティン・スモークが右越えに特大の6号ソロを放って点差を広げた。投げ
ては先発の戸郷翔征はプロ初となる中4日での登板で、2回裏に長短打3本で2
点を失ったが、5回を投げてこの2失点にとどめる粘投を見せた。その後は鍵谷
陽平、大江竜聖、高梨雄平、チアゴ・ビエイラとつないで7回まで無失点に抑え
た。続く8回裏は無失点でしのいだ中川皓太であったが、9回裏にピンチを招
く。内野安打と死球などで1死一、二塁から長谷川に中前タイムリーを許して1
点を失った。そして2死一、二塁としたところで交代となった。この後中川から
継投したルビー・デラロサが後続を抑えて巨人の勝利となった。これで巨人は対
ソフトバンク戦は2019年6月22日東京ドーム以来の白星となった。
巨人にとっては最後までヒヤヒヤものの勝利となった。しかしこの程度ではまだ
まだソフトバンクに対する苦手意識が払しょくできたとはとうてい思えない内容
であったことも事実だ。これで交流戦での対戦が終わり、次の可能性としては日
本シリーズとなる。今日の試合内容を見る限りでは、また今年も今までと同じよ
うな光景を見せられるような気がしてならない。