
23日、富山市民球場アルペンスタジアムで行われた巨人対DeNAの一戦は4
対2で巨人が逆転勝利した。これで巨人は4連勝で引き分けを挟んで今季DeN
A戦7連勝を飾った。巨人先発の山口俊が5回2/3を5安打1失点でまとめ
て、日本球界復帰登板で642日ぶりの白星となった。さらに丸佳浩が2打席連
続アーチで復帰勝利を後押しした。
背番号99となった山口が約2年ぶりの日本のマウンドで力投した。初回1死か
ら柴田に右越えソロを被弾して先制点を献上した。続く佐野には左前安打を許し
たがここは最少失点で切り抜けた。そして2回以降は尻上がりに調子を上げて、
スコアボードに0を並べた。5回表には2死二塁のピンチを背負ったが桑原を三
直に打ち取り無失点で切り抜けた。続く2点リードの6回表1死から連続四球な
どで満塁のピンチを招く。ここで牧を三ゴロに打ち取り、2死としたところでD
eNAが代打に楠本を送り、山口は降板となった。そして2番手の大江が代打の
代打となったソトを空振り三振に打ち取り、山口が勝利投手の権利を手にした。
打線も山口の復帰登板を後押しした。1点ビハインドの2回裏には岡本和真、坂
本勇人の連続二塁打で同点に追いついた。3回裏には1死一塁から丸が7号2ラ
ンで追加点を挙げた。6回裏にも丸が2打席連続の8号ソロアーチを右翼席に放
り込んだ。巨人は7回表に1点を失って2点差にされたものの、リリーフ陣が踏
ん張ってリードを守り切った。山口は2019年9月20日の横浜スタジアムで
の対DeNA戦以来となる642日ぶりの日本球界での勝利を挙げた。これで巨
人は4連勝で貯金を今季最多タイの9とした。今季のDeNA戦は引き分けを挟
んで7連勝となった。