25日、甲子園球場で行われた阪神対DeNAの一戦は、3対0でDeNAが勝
利した。
甲子園球場はいきなり飛び出したミスで、ため息に包まれた。一回表DeNA先
頭の桑原の打球を二塁手の糸原が後逸した。その後2死三塁となってからオース
ティンに一発をくらってしまった。阪神・矢野監督もいきなりの失策から先制点
を献上したシーンに苦言を呈した。「立ち上がりは(投手は)みんな難しいとこ
ろでね、ケント(糸原)はやっぱりアウトにしてやらなダメ。そういうところで
2点っていうのが、向こうにリズムを取らしてしまった。」 打線はDeNA先
発・浜口を打ち崩せず、一回表の2失点が時間の経過とともに重くのしかかって
しまった。今季49失策は12球団ワーストだ。これ以上、首位を快走する虎の
「泣きどころ」とするわけにはいかない。阪神・井上ヘッドコーチも、「もちろ
ん野手陣はきょうの結果を見て、もう一回ふんどしを引き締めないといけないな
っていうふうに思っている。」と野手陣に奮起をうながした。今季最多1万50
11人の観衆が詰めかけた甲子園で、ミスも絡んで今季4度目の完封負けは寂し
い結果となってしまった。矢野監督は、「そういうところで見せ場ももうちょっ
と作りたかったし、点が入って喜ぶところとか見せたかったし、そういう部分で
も残念。」と嘆いた。東京ではヤクルトに勝って2位に浮上した巨人とのゲーム
差は4.5に縮まったが、タイガースがチーム一丸で苦境をはね返す。