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阪神タイガース首位陥落にファンの声、その要因はやっぱりコレだった

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29日、マツダスタジアムにて行われた広島対阪神の一戦は、5対0で広島が阪

神を下して3連戦3連勝とした。なお、2位の巨人、3位のヤクルトはそれぞれ

勝利をおさめた。これにより、首位に居た阪神はゲーム差では上回っているもの

の、勝率で巨人、ヤクルトに抜かれるという異例の現象が起きて僅差ながら一気

に3位転落となった。阪神は今シーズン、4月4日の京セラドーム大阪での対中

日戦以来守り続け、一時は2位巨人との間に最大8ゲームもの差をつけてきた首

位の座からついに滑り落ちることとなった。

この日の結果により、巨人は99試合を消化して50勝37敗12引き分けで勝

率は5割7分4厘7毛、ヤクルトは93試合で47勝35敗11引き分けで勝率

は5割7分3厘1毛となった。首位阪神としては何としても落とすわけにはいか

ない広島戦であったが、結果的に完敗となり99試合で55勝41敗3引き分け

で勝率は5割7分2厘9毛となった。たった1厘の単位の世界のことではある

が、巨人には1厘8毛差、ヤクルトには2毛差でかわされることとなってしまっ

た。ゲーム差にいたってはそれぞれ-0.5差、-1.0差という珍事となって

いる。

筆者の周囲の阪神ファンからは、「一度首位から落ちたらいい」といった声が聞

こえてくる。ずっと首位を走ってきたから首脳陣をはじめとして、選手の中にも

慢心のようなものが見えるのでこれがいい薬になる、といった意味のようだ。も

ちろん慢心などしていないと信じたいところだが、このことがさらなるチームの

結束につながるのであればそれこそ「いい薬になる」とも言える。


阪神・矢野監督は

常日頃から巨人・原監督が話している言葉を借りれば、3ゲーム差以内はゲーム

差なんてあってないようなもの。実際のところ、この試合後の矢野監督は「最終

的に一番上にいることが大事。こういうことは受け止めているし、別に気持ちが

下がって落ち込む必要もない。前を向いてやっていくしかない。今までの自分た

ちの野球をどうやっていくかだと思う。」とのコメントを残している。阪神は引

き分け数がわずか3しかないが、巨人が12、ヤクルトが11もあるため勝率で

抜かれることとなった。ただし、今日の時点で勝ち星は阪神が55で巨人より5

つも多くなっている。単なる数字上のマジックによる首位陥落で上述のようにゲ

ーム差はあってないようなものだ。まだまだシーズンは続いていくのではある

し、そんなに深刻に受け止める必要もないと考えられるのであるが、オリンピッ

クが終わって後半戦の再開後、DeNA、中日、広島というBクラスチームを相手

に7勝8敗と苦戦し続けてきているのは気になるところだ。今後、シーズン終盤

まで日替わりの首位交代、この3チームによる3強の優勝争いになる可能性が高

くなってきたのではあるのだが、阪神にはこのまま沈んでいきそうな危険な兆候

が見え隠れしているのが気になるところだ。

阪神タイガースの危険な兆候

その兆候のことを言い出したらキリが無いのであるが、ズバリ1つ挙げるとすれ

ば、この日の対広島戦の初回の広島の攻撃中にそれがいきなり現れてしまった。

この日の阪神の先発はいわゆる「カープキラー」の秋山だった。今シーズン対広

島戦は5試合に投げて4勝0敗。唯一勝ち星の付かなかった試合も打ち込まれた

といった印象はない。今シーズンの防御率は1.84で、昨シーズンも6試合に

投げて4勝0敗、防御率1.45と、2年越しでカープを「カモ」にし続けてき

た。実際、立ち上がりは順調そのものだった。リズム良く広島の1、2番からポ

ンポンと2アウトをとってから3番の小園を迎えた場面だ。小園の一塁へのゴロ

に一塁手のサンズがもたつく。少しバウンドが変わってイレギュラー気味になっ

たとはいえ、サンズはグラブだけで打球を処理しようとしてボールを後ろに弾い

てしまった。正一塁手のマルテが不在のための代役での一塁手とはいえ、今シー

ズンチーム66個目のエラーはいただけない数字となってしまった。この後、小

園が二塁へ進んで、打率を3割に乗せてきた最近好調の4番・鈴木誠也に、初球

の外角へのカットボールをレフトスタンドに運ばれてしまった。

さらに悪夢は続く。鈴木の先制の19号2ランに動揺したのかどうか、秋山は続

く5番・坂倉にも、2球目の137キロの外角低めのストレートをうまくバット

で拾われてライトスタンドへ2者連続被弾となった。ここ4試合連続でヒットを

放っており、打率も3割超えの絶好調の坂倉が見逃すはずもなかった。

ミスが出るとこういった結果になるものだ。昨年も、シーズン終盤の東京ドーム

での対巨人戦で一塁手のマルテがミスを連発、結局巨人の独走となってしまっ

た。もちろん、昨シーズンの巨人の独走も、今シーズンのこの日の首位陥落もこ

れだけが原因ではない。しかし、阪神がミスで自滅するのを我々は何度目にして

きたことであろうか。

前述のように、シーズンのこの時点では不必要なまで悲観的になることはない。

シーズンが押し詰まってきたとはいえ、この状況では最後の最後までもつれるこ

とは必至だ。矢野監督の言葉を借りれば、最終的に一番上にいることが大事。立

て直す時間はまだまだ十分に残されている。


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