
22日・ロッテ浦和球場で行われたプロ野球イースタン・リーグのロッテ対De
NAの一戦で、ロッテ2軍が初回に1イニングで17得点を奪い、「世界記録」
を樹立した。この回、ロッテ2軍は打者2巡(計23人)、8安打12四死球の
猛攻で17得点を挙げた。DeNAは、先発したドラフト3位ルーキー左腕の松
本(横浜高)が76球を投げて5安打8四球13失点で2アウトしか奪えず降
板、2番手の育成右腕・スターリンは1アウトも奪えず3安打2四死球で4点を
失った。続いては3番手に育成右腕・加藤がマウンドに上がり、この長い長いイ
ニングをやっと終わらせた。これまで、NPBの1軍では2009年6月11日
の千葉マリンでの対広島戦で、6回裏にロッテが記録した1イニング15得点が
最多のものだった。また、イースタンでは13得点が最多だった。メジャーリー
グでは1883年9月6日、ホワイトストッキングスが対ウルバリンズ戦の7回
に挙げた18点という記録があるが、20世紀以降で言えば1953年6月18
日の7回にレッドソックスが対タイガース戦で記録した17得点が最多だった。
初回に限って言えば、「世界記録」となるいきなりの猛攻だった。
1回裏詳細
なお、1回裏の攻撃は以下の通りとなっている。
(DeNA先発松本)
岡・右2塁打
小川・二ゴロ(1アウト)
小窪・左前適時打
安田・四球
佐藤都・右適時二塁打
和田・四球
平沢・押し出し四球
茶谷・見三振(2アウト)
高部・四球
岡・四球
小川・押し出し四球
小窪・右前2点適時打
安田・四球
佐藤都・右前2点適時打
和田・四球
(2番手スターリンに交代)
平沢・右前2点適時打
茶谷・死球
高部・中前2点適時打
一、三塁から高部が盗塁、捕手東妻の悪送球で1点追加
岡・四球
小川・適時内野安打
(3番手加藤に交代)
小窪・四球
安田・押し出し四球
佐藤都・二ゴ(3アウト)