7月31日(日本時間8月1日)、エンゼルスは本拠地アナハイムでの対アスレ
チックス戦に1対0で勝利した。この試合でエンゼルスの大谷翔平投手は「2
番・DH」でスタメン出場した。そしてチームに勝利を呼び込む先制適時二塁打
を放ち4打数1安打1打点で打率は.278となった。これでエンゼルスは勝率
を5割に戻した。
大谷の打席の詳細
初回の第1打席はアスレチックス先発左腕アービンの前に空振り三振に終わった
ものの、続く3回裏1死一、二塁で迎えた第2打席では1ボール1ストライクか
ら外角スライダーを捉えて右中間に鋭いライナーの適時二塁打を放った。打球速
度は110.6マイル(約178キロ)の弾丸ライナーで、今季通算82打点と
してリーグトップのブルージェイズ・ゲレロの83打点に1差に迫った。本塁打
はゲレロに4本差をつけトップを独走している状況だ。また、前日30日(日本
時間31日)の同じカードに続いて2連続試合安打となった。この後の5回裏1
死の第3打席は空振り三振、左腕チェイフィンと対戦した8回裏無死の第4打席
も空振り三振に倒れた。
エンゼルスは珍事?
結局エンゼルスはこの1点を守り切って完封リレー。先発のバリアが7回途中ま
で4安打2四死球と粘投を見せた。その後はシーシェク、キハダと継投し、最後
は守護神イグレシアスが締めた。大谷が活躍を見せても後続の投手陣が乱れるこ
との多かったエンゼルスにおいては、大谷の挙げた1点を守り切るという珍しい
ゲームとなった。「1対0」での勝利は2018年9月以来、実に約3年ぶりの
ものとなった。この勝利に試合後マドン監督は、「目標としている場所にたどり
着くためには、1点差の試合に勝たなければならない」と語った。