18日(日本時間19日)、エンゼルスの大谷翔平投手が、タイガース戦前にオ
ンライン会見に臨み、7月12日(日本時間13日)に行われるオールスター戦
の前夜祭であるホームランダービーの優勝について語り、「出るからには目指し
たい」と宣言した。ホームランダービーに日本人選手が出場するのは初めての快
挙となった。
会見の主な内容
―なぜホームランダービーへの出場を決めたのか。
「依頼が来たのでそこから考えて出てみたいなと。単純にその気持ちが強かった
ので。」
―いつかは出たいと思っていたのか。
「単純に日本人が出ているのを見てみたいなと。僕じゃなくても。そういう単純
な理由なのですが、実際に自分が出られるなら出られるでワクワクしています
し、自分でも楽しみにしています。僕が出ていなくてもこれから先に出る人がい
るかもしれないですし、単純に見てみたいというのが野球選手として強かったの
で出ようかなと思った。」
―疲労などダービー後の影響は気になるか。
「やっていないので分からないところではあります。やってみてのこと。何事も経験しないと分からないと思います。」
―2016年の日本ハム時代のホームランダービーを振り返ってどうか。
「力んで振るので、いつもとは違うのでいつもと違う感じ。普段のバッティング
練習通りにやりたいです。」
―クアーズ・フィールドの印象は。
「飛びやすいと聞いていた。打っていて気持ちが良かったです。いい印象しかあ
りません。」
―高校時代に抱いていたプランの中に、メジャーのホームランダービー出場はあ
ったのか。
「高校の時は投手でいくものと思っていました。こうなるとは思っていなかっ
た。予想外ではあると思います。」
―ホームランダービーを見たことは。
「ずっと見ています。スタントン選手がすごかったですね。」
―対戦したい打者はいるか。
「誰が出るのか分かりませんが、出る選手はみんなすばらしい。誰と当たっても
光栄なことです。」
―具体的な準備はしているか。
「普通の打撃練習と思っていきたい。次の日(球宴)もあるし後半戦もある。自
分のバッティングでまずは振りたいと思います。」
―どのような打撃を披露したいか。
「飛ぶ球場なので、せっかくならば誰よりも遠くまで飛ばせるように頑張りたい
と思っています。普段通りの打ち方でしっかり打てれば飛んでくれるかなと思っ
ています。」
―優勝はどうか。
「もちろん、出るからには目指したいと思っています。」
―ホームランダービーでの打撃で大事なことは。
「状況やカウントで変えるが基本的には試合でも常にホームランになるスイング
はしている。普段通りの打ち方でホームランになる。どれだけ力まずに自分の形
を保って打てるかが大事かと思います。」
―日本ハム時代、ホームランダービーを終えた後に打撃の変化、違和感はあったか。
「それはなかった。日本の時はアウト制だったのですぐに終わり、数も振ってい
ないので、疲れたこともなかった。タイム制は初めてなので数も振ると思う。多
少、疲れたりするのかなとは思う。」
―依頼があったときはほぼ即断だったのか。
「決まってはいなかったですね。シーズン途中ですし、復帰して(投打の)2つ
やっているのも今年初めてなので、このままのペースでいくのがベストなのかな
というところも考えたが、トータルで考えて決めました。」
―スタントンの印象は。
「すばらしい打者ですし、スタントン選手のホームランダービーを僕もすごく覚
えているので対戦することがあるなら光栄なこと。あまり間近で打撃練習を見る
機会がないので、見てみたい気持ちがあります。」