
4日(日本時間5日)、アナハイムで行われたエンゼルス対マリナーズの一戦
は、エンゼルスが3対2でマリナーズを下した。この試合でエンゼルスの大谷翔
平投手が「2番・投手」で先発登板。6回76球を投げて2失点を喫したもの
の、10奪三振、無四球と相手を寄せ付けない内容で今季2勝目を挙げた。
初回、大谷はマリナーズ先頭打者のJP・クロフォードにアーチを被弾し、出端を
くじかれる。しかし、この日の大谷はこんなことではブレることはなかった。そ
の後を3者連続三振で初回の攻撃を断ち切ると、それ以降は鋭く落ちる伝家の宝
刀スプリットと90マイル後半のフォーシームを武器に、6回を危なげなく投げ
切った。5月11日(日本時間12日)のアストロズ戦に並ぶ今季最多タイの1
0奪三振に加えて、無四球でのピッチングはメジャー挑戦後初のことであった。
エンゼルスのジョー・マドン監督によれば、疲労が見えたために降板を余儀なく
された大谷だが、前回登板の課題でもあったコントロールが安定した内容は、今
後に向けた大きな収穫と言える。
敵将は大谷について
圧巻の投球を目の当たりにした敵将も、日本人右腕の力投に脱帽するしかなかっ
た。試合後、マリナーズのスコット・サーバイス監督は、「今日のオオタニはス
ペシャルな投球を試合で見せていた」と大谷を褒め、さらに続けた。「今日のオ
オタニが投げていたスプリットは、これ以上ないくらい素晴らしいものだった。
今夜の試合のように、彼がその球を自由自在に操ることができるならば、我々が
打ち返すのは本当に難しい。MLBで見られる球の中でもナンバーワンと言える
ぐらいに良質なものだ。速球はコール(ニューヨーク・ヤンキース)級で、スプ
リットをはじめとする変化球はビーバー(クリーブランド・インディアンス)の
それだ。」。4月26日のテキサス・レンジャーズ戦以来、約1か月ぶりとなる
白星は、大谷自身だけでなくチームも勢いづかせる価値あるものとなった。