16日(日本時間17日)、オークランドで行われたアスレチックス対エンゼル
スの一戦は、8対4でアスレチックスが勝利した。エンゼルスの大谷翔平投手は
「2番・DH」で先発出場し、2回表の第2打席で今季3度目となる2試合連発
の第19号本塁打を放った。
現地メディアを驚かせたのは2回表2死の場面だった。アスレチックスの先発左
腕アービンのスライダーを泳がされながらもバットでとらえた。これが右翼席へ
飛び込む19号ソロとなった。飛距離435フィート(約132.6メート
ル)、打球速度110.9マイル(約178.5キロ)の豪快な一発だった。
この大谷のホームランについて、アメリカの球界関係者も続々と速報した。元マ
ーリンズ投手で2003年新人王のドントレル・ウィリス氏は、「オオタニ、ワ
ォ」と絶句した。AP通信のグレッグ・ビーチャム記者は、「またしても信じら
れない一撃だ」と絶賛した。現地メディア「ジ・アスレチック」は、「警告:こ
のオオタニの本塁打を見る前に、音量を下げておいたほうがいいかもしれない」
とその打球音に衝撃を受けた。これで本塁打王争いではアスレチックス・オルソ
ンを抜いてア・リーグ単独2位に浮上した。両リーグトップを走るブルージェイ
ズ・ゲレーロJr.には3本差に迫った。