18日(日本時間19日)、エンゼルスの大谷翔平投手がオールスターのホーム
ランダービーに日本人として初めて出場することを表明した。本拠地アナハイム
での対タイガース戦を前にオンライン会見に臨み、「単純に日本人が出ていると
ころが見てみたい。そんな単純な理由なんですけど、ワクワクしています。」と
喜びを語った。
現在、ア・リーグ2位(メジャー3位)のシーズン19本塁打を放っている。投
手がMLBのホームランダービーに出場するのは史上初の快挙となる。投手役はエ
ンゼルスのブルペン捕手が務める。「誰よりも遠くに飛ばせるように頑張りた
い。普段通りの打ち方をすれば、飛んでくれるかなと思っています。もちろん出
るからには(優勝を)目指したいなと思います。」と意気込みを語った。
決戦の舞台はロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドだ。この球場は標高16
00メートルの高地に位置し、他球場に比べて10%ほど打球の飛距離が伸びる
と言われている。2018年には試合前の練習で右翼3階席へ推定150メート
ル弾を放った。当時、「飛びやすいと聞いていた。いい印象しかないですね。」
と語っていた。今季は開幕から投打の二刀流でフル回転している。メジャーリー
グ機構からの出場打診を熟考して決断したとのことだ。「依頼が来たので、そこ
から考えて。出てみたい気持ちが強かった。高校の時は投手で行くもんだと思っ
ていたので、こうなると思ってなかった。予想外のことかなと思います。」と話
す。ホームランダービー優勝者は後半戦で調子を崩すというジンクスもある。
「やってみないことには。何事にも経験しないことには分からないと思いま
す。」ときっぱりと言い切った。