
メジャーリーグ公式サイトのラングス記者は10日、ライブストリーミング配信
プラットフォームのツイッチでメジャーリーグについて解説を行った。エンゼル
スの大谷翔平選手について、「もしホームランダービーに出場すれば、間違いな
く飛距離500フィート(約152メートル)弾を打てると信じている」と語っ
た。
もはや恒例となったオールスター前夜のイベント、ホームランダービー。今年の
オールスター及びホームランダービーの開催地は7月12日、デンバーのクアー
ズフィールドだ。標高1600メートルの高地で、空気が薄く乾燥しているため
にボールが飛ぶことで知られているところだ。ラングス記者は、「ホームランダ
ービーと言えば、まず頭に思い浮かぶのは大谷だ。先日(8日)は飛距離470
フィート(約143メートル)をかっ飛ばした男が絶対的な候補なのは当然
だ。」と話す。さらに続けて、「彼は投手なのか、DH(指名打者)なのか、
彼は全てだ。実現すれば、史上初めてユニコーン(唯一無二の代名詞のこと)が
出場することになる。」と語った。また、「投手のホームランダービー」なるも
のの実施も希望した。その候補としては、バムガーナー、グリンキー、シャーザ
ー、カーショーら強打で鳴らすエースたちを挙げた上で、「大谷も投手だが、出
場は控えてもらおう。彼は本物のホームランダービーで優勝しなければならな
い。投手のダービーに出ちゃダメだ。」としている。ちなみに、メジャーリーグ
公式データシステムのスタットキャストが導入された2015年以降、500フ
ィート弾は2発あり、最長は2019年6月21日にレンジャーズ(現タイガー
ス所属)のマザラが放った飛距離505フィート(約154メートル)弾となっ
ている。われわれは大谷の夢の150メートル弾を見ることができるだろうか。
楽しみでならない。