
1日(日本時間2日)、アナハイムにて行われたエンゼルス対ヤンキースの一戦
は、ヤンキースがエンゼルスを4対1で下して13連勝のあとに続いていた連敗
を4で止めた。この試合でエンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン
出場した。結果は3連続空振り三振に倒れるなど4打席無安打で打率は.260
に下がった。1試合で3三振を喫したのは今シーズン15度目となった。エンゼ
ルスの連勝は「3」でストップした。
相手がコール、そしてチャップマンでは
ここまでリーグトップの42本塁打をマークし、タイトル争いに注目が集まって
いる状況であったが、この日の結果で2戦連続無安打、直近5試合で4度目のノ
ーヒットで終わった。打撃内容としては、まさに完敗の一言だった。8月16日
の対戦では3打席無安打に封じられたヤンキース先発コールとの再戦となったこ
の試合。初回は158キロ、続く3回裏は160キロ直球に連続して空振り三振
を喫した。さらに6回裏無死二塁の場面では、ピンチを迎えてギアを上げてきた
コールの厳しい攻めに対し、最後は159キロの直球で再び空振り三振に切って
取られた。この3打席すべて、カウントを追い込まれてから160キロ前後の剛
速球を外角いっぱいに決められ、大谷のバットが空を斬った。そして、3点を追
う九回裏は先頭でヤンキースの守護神・チャップマンとの対戦となった。このメ
ジャーを代表する抑え左腕に対し、2球連続の158キロで押されて結局二飛に
打ち取られた。コールはここまでア・リーグトップの13勝、3位の防御率2.
80、2位の200奪三振をマークするなど、サイ・ヤング賞有力候補の右腕
だ。この日も7回まで4安打1失点、15奪三振と圧巻の投球を見せて今シーズ
ン14勝目(6敗)を挙げた。また、チャップマンは今シーズン25セーブ目を
挙げた。ここまで本塁打を量産してきた大谷とはいえ、コール、そしてチャップ
マンという超一線級の投手が相手ではそうそう打てるものではない。まったくも
って、この日は完敗の一日となった。
大谷の次の登板
また、この日の試合前には、エンゼルス・マドン監督が大谷の次の先発が3日
(日本時間4日)の本拠地アナハイムでの対レンジャーズ戦になることを発表し
た。この日大谷はブルペンで28球の投球練習を行い調整、マドン監督は「彼は
良かった。金曜日に先発する。」と語った。