19日(日本時間20日)、エンゼルスは本拠地アナハイムにインディアンス戦
を迎えての一戦で2対3で惜しくも敗れて2連敗となった。この試合でエンゼル
スの大谷翔平投手は「2番・投手」で今季4度目となる投打同時出場した。投げ
る方では5回途中2失点で降板。その後外野の守備に回り、2勝目はならなかっ
た。打つ方では6試合連続安打を記録するなど3打数1安打で、7回にベンチに
退いた。
立ち上がりの初回にいきなり2者連続三振と上々の滑り出しを見せた大谷だった
が、次のラミレスに二塁内野安打、そして続けて二盗を許し、レイエスに左翼線
適時二塁打されて1失点を喫した。2回表は1死から四球を出しものの続く2者
を連続空振り三振に切って取った。3回表は3者凡退に抑え、その裏に味方打線
が同点に追いついた後の4回表は先頭のレイエスに左翼に二塁打されたが、後続
を打ち取った。味方打線が1点を勝ち越した直後の5回表には先頭のバウアーズ
に中越え同点ソロを被弾した。その後2死から四球を与えたところで降板し、そ
のまま右翼の守備に入った。右翼の守備は今季2度目となって、7回にベンチに
退いた。
打者としては、インディアンス先発の右腕シバーレと対戦した初回1死の第1打
席は三直、続く3回裏2死二塁の第2打席は中直だったが、6回裏無死の第3打
席で三塁前にセーフティーバントを決めて内野安打。やや後ろ目に守っていた三
塁手の前に転がす絶妙なバントとなり、快足を飛ばして駆け抜け悠々セーフにな
った。その後にすかさず二盗を試みるもこれは失敗に終わったものの、14日
(日本時間15日)のレッドソックス戦から続く連続試合安打を6へと伸ばし
た。前日18日(日本時間19日)の対インディアンス2戦目では「2番・
DH」で打者として先発出場し、3試合連続本塁打で両リーグトップ独走となる
14号ソロアーチを放つなど今季12度目のマルチ安打をマークした大谷。この
試合では3打数2安打1打点。試合前までの今季通算成績は、投手では5試合投
げて1勝0敗、防御率2.10、打者では39試合で155打数42安打33打
点、14本塁打、6盗塁で打率.271。