23日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対日本ハムの一戦は、3対1で
オリックスが勝利した。
オリックスの連勝が止まらない。ロースコアの接戦を制し、阪急時代の1984
年以来となる11連勝となった。これで7カード連続の勝ち越しだ。さらに京セ
ラドームでの8連勝は球団史上最長となった。試合は3回裏、紅林の5号ソロで
先制する。さらに吉田の19試合ぶりとなる13号ソロで計2点を先行した。2
対1となった6回裏1死、今度は杉本の15号ソロで突き放し、そのまま逃げ切
った。1試合3発は今季最多タイで吉田、杉本は初のアベック弾となった。オリ
ックス先発の田嶋は5回2/3を1失点に抑えて4勝目を挙げた。投打がかみ合
ったオリックス、貯金を8にまで増やした。
また、この日オリックスは新外国人戦力としてグレン・スパークマン投手(ツイ
ンズ傘下)と契約したことを発表した。年俸は推定3500万円プラス出来高払
いとなっている。背番号は「56」に決まった。同投手は29歳、メジャー通算
52試合に登板。1メートル89の長身から投げ下ろす150キロ超の直球とキ
レのあるスライダーが武器だ。ロイヤルズに在籍した2019年には23試合に
先発し、4勝11敗、防御率6.02を記録している。オリックス福良淳一GM
は、「もともとカーブも投げていた。もう少しカーブとかを投げたら、長いイニ
ングも投げられる。」と先発としての期待を口にした。今季、オリックスは5月
に2013年からチームに在籍してきたディクソンとの契約を解除していた。デ
ィクソンは家族との来日を希望していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響
で家族のビザ発給のメドが立たないため、球団としては苦渋の選択だった。ディ
クソンの契約解除を受け、チームに所属する外国人投手はヒギンスだけとなって
いた。さらに、打者ではマイナー通算70発のランヘル・ラベロ内野手(ドジャ
ース傘下)の獲得に向け、すでに本格調査に着手。25年ぶりの優勝に向け、首
位を走るオリックスが悲願成就のため、積極補強を敢行していく。