
4月30日(日本時間1日)、エンゼルスの大谷翔平選手は敵地シアトルマリナ
ーズ戦で「2番・指名打者」で先発出場した。初回こそ無死一塁では左飛に倒れ
た大谷であったが、3回に回ってきた第2打席で4試合ぶりの8号ソロホームラ
ンを放った。
2対2で迎えた3回1死の場面。1ボールから、右腕フレクセンのチェンジアッ
プをフルスイング。低めの変化球を捉えた。少し泳がされたが飛距離は十分。右
翼スタンドへ飛び込む、この時点での勝ち越しとなる8号ソロホームラン。シー
ズン8本塁打は、この時点で9本塁打のレッドソックス・マルティネスと1本差
となった。今季23試合目の出場で昨季の7本塁打(44試合出場)を早くも超
えたこととなった。
この本塁打は、打球速度97マイル(約156.1キロ)となり、大谷自身メジ
ャー自己最遅の一発となった。これまでは、2018年9月5日の対レンジャー
ズ戦で放った18号2ランの打球速度98マイル(約157.7キロ)が最も遅
い打球となっていた。飛距離364フィート(約110.9メートル)は今季最
短、打球角度34度だった。4月28日(日本時間29日)の敵地でのレンジャ
ーズ戦では4打数1安打。2回2死から左翼フェンス直撃の二塁打を放った。試
合前まで今季は22試合出場し、88打数25安打の打率.284、7本塁打、
18打点、3盗塁。4月最後の試合で見事にホームランを放った。
まさしくべーブ・ルースの再来。それが日本人であることはほんとうにわれわれ
の誇りである。後は投手としての勝ち星を伸ばすことに期待がやまない。