
8日(日本時間9日)、エンゼルスの大谷翔平は本拠地での対ドジャース戦に
「2番・DH」でスタメン出場した。この試合で、メジャー屈指通算勝利数17
9勝を誇る現役最強左腕のドジャース・カーショーと対戦。第1打席は凡退した
が、もう少しで内野安打という抜群のスピードを披露し、この走塁をアメリカで
は驚きをもって語られている。なお、試合はエンゼルスが11対14で敗れた。
高い走力がメジャーでも注目されているのだ。両軍無得点の1回裏1死走者なし
の場面、カウント1-2からの4球目だ。外角高めに投じられたカーショーの8
7マイル(約140キロ)をセンター方向へ打ちかえすが、二塁ベース付近に寄
っていた三塁手が一塁へ送球。大谷は快足を飛ばすもわずかに間に合わなかっ
た。この凡退シーンですら、驚きの数字が叩き出されていた。MLB公式サイトの
アナリストはツイッターで「ショウヘイ・オオタニ、あと少しでアウトにはなら
なかったのに」と驚きの言葉を投稿している。また、アメリカスポーツ専門局
「ESPN」などに寄稿するスポーツジャーナリストのサラ・ラングス氏はツイッ
ターで「ショウヘイ・オオタニ、ゴロを秒速30フィート(およそ時速32.9
キロ)のスプリントはもう少しでセーフ。かなりギリギリ、とても速い、秒速3
0フィート=エリート。秒速27フィート(およそ時速29.6キロ)=MLB平
均」 とこのように記している。大谷のスピードは、MLBでもエリート級である
と称賛された。続く4回裏の第2打席は空振り三振に終わったが、6回裏の第3
打席に右前打を放ってこれで3試合連続安打を記録した。7回裏の第4打席は二
塁手の失策での出塁となった。