7日(日本時間8日)、エンゼルスの大谷翔平投手は本拠地での対ドジャース戦
に「2番・DH」でスタメン出場した。そして、6回裏の第4打席では泳がされ
て体勢を崩されながらも右翼フェンス直撃のタイムリー二塁打を放った。この右
手一本で打ったタイムリーについて、アメリカの野球ファンは「狂っている」
「この男は現実離れしている」などと驚愕し話題となっている。
驚異的なバッティングだった。7対1とリードして迎えた6回裏2死二塁の場面
で、カウント2-2からの5球目だった。ドジャースの右腕ケリーが投げた外へ
逃げる87マイル(約140キロ)のチェンジアップに対して、大谷は長い腕を
目いっぱい伸ばす。泳がされながらもこのボールをとらえて、最後は右手一本に
なったがとらえた打球は右翼フェンスを直撃した。そしてこれが試合を決定づけ
るダメ押しタイムリー二塁打となった。ストライクゾーンを大きく外れた球を見
事に弾き返す実際の映像を、MLB公式ツイッターは「フェンス直撃の片手二塁
打。ショウヘイ・オオタニは違う」と公開した。アメリカのファンからは「狂っ
ている」「ショウはスーパーパワーの持ち主」「この男は現実離れしている」
「スペシャルな存在」「人間じゃない。どこの研究所が彼を作ったんだ?」「こ
れぞショウヘイ・オオタニ」「フルスイングじゃないのに」と驚きを隠せない様
子のコメントが相次いでいる。この打席の前、4対1と3点リードの5回裏の第
3打席でも左翼の頭を越える適時二塁打を放った。2打席連続のタイムリーで今
季10度目のマルチ安打を記録しこの試合は5打数2安打2打点だった。なお、
試合は9対2でエンゼルスが勝利し、続いていた連敗を5で止めた。