
1996年2月27日、ポケットモンスターの初めてのゲームソフト「ポケット
モンスター 赤・緑」が発売開始となった。
そして、2月27日は記念すべき始まりの日ということで、この特別な日を
「Pokemon Day」として日本記念日協会の認定を受けるに至っている。
また、海外のファンの間では「Pokemon Day」として祝福されているとのこと
である。
そして、この25周年に際して様々な企画が実施されているのだが、その中のひ
とつとして実施されていたのが「#キミにきめた」である。
これは、過去これまでに登場したすべてのポケモンたちを対象として、その中で
お気に入りのポケモンに投票してもらってランキング付けするというもの。
すでに結果は発表されており、順位及び獲得投票数はこのようになっている。
第1位 デデンネ
第2位 チラチーノ
第3位 ヤミラミ
第4位 ツタージャ
第5位 コイル
第6位 クルマユ
第7位 ピカチュウ
第8位 マッシブーン
第9位 ミジュマル
第10位 フライゴン

以上、公式サイトによる。
しかしこのポケモンというものの人気は相変わらず根強いと感じずにはいられな
い。
それを実感するべく、とりあえず目に見える形がよかろうとポケモンセンターに
取材に訪れてみると、この新型コロナウィルスの非常事態宣言のもとであっても
店内はかなりの熱気である。
まず目に付くのは幼少の子供たちから青年層あたりまでの若い人たち。
彼らがこのポケモン人気を下支えしているのがよくわかる光景だ。
そして、小さなお子さんたちの手を取っている親御さんたち。
小さな子供たちが単独でここまで来ることもできないであろうからこれも当然の
景色である。
しかし、よく見てみるとどうみても一人で来ているようにしか見えない大人たち
も結構たくさんいる。
そう、ポケモンはすでに25年にもわたる長い歴史を刻んできているのである。
25年前、すでに大学生ぐらいであった人たちももはや立派なオジサンオバサン
(失礼)なのである。
ふと周りを見やればポケモンキャラクターの帽子をかぶってポケモングッズが並
べられた棚の前でああだこうだ言っている女子2人組が。
中高生ぐらいだろうか、と思っていたのであるがよく見ると確かにそのうちの1
人はそれらしいのだがもう1人はどうみてもオバサン(再び失礼)。
どうやら母娘のようであった。
これは想像であるが、おそらく母親の方もずっと昔からポケモンのファンであっ
たことと思われる。
これだけ長くコアなファンを引き付け続ける存在もあまり類を見ない。
さらに25年たってもますますその存在感を増し続けているのは確実だと感じつ
つそこを後にしたのであった。