29日(日本時間30日)、エンゼルスの大谷翔平投手は敵地のアスレチックス
戦で「2番・DH」で先発出場した。5回表に左前2点打を放つと、7回表には
中前打で今季14度目のマルチ安打をマークした。この日は5打数2安打2打点
で今季の通算打率は.269となった。先発登板の翌日に活躍した大谷につい
て、試合後のエンゼルスのジョー・マドン監督は「いつも驚かされるよ」と称賛
した。
まるで前夜の先発投手とは思えない活躍だ。登板翌日の大谷が打者として躍動し
た。1点リードの5回表2死二、三塁の場面。アスレチックスの剛腕モンタスの
内角をえぐる97.1マイル(約156.3キロ)のフォーシームを左前へと運
んだ。技ありの一打は2点タイムリーとなった。すぐさま二盗を決めて今季7個
目の盗塁をマーク。レンドンの右前適時打で4点目のホームを踏んだ。続いての
7回表1死一塁ではエンゼルスで元同僚のベドロジアンから打球速度110マイ
ル(約177キロ)の中前打を放った。これで5試合ぶりの複数安打。登板翌日
のマルチ安打は5月6日の対レイズ戦以来で、今季2度目となった。試合後のマ
ドン監督は、「(状態は)問題なかった。なんというか、いつも驚かされるよ。
昨日100球近く投げて、今日も良い状態だと言っていた。そして見ての通り、
あの打撃だ。盗塁も決めたし。一緒に試合をするのは楽しいよ」と褒めたたえ
た。前日28日(日本時間29日)は投打同時出場せずに投手専念した。7回途
中5奪三振3安打3失点と力投したものの、今季初黒星を喫した。ナイター登板
からデーゲーム出場。半日間隔のハードな日程をこなし、チームの連敗を2で止
める活躍となった。