大阪から野球界その他さまざまな世界に一言もの申す

数十年来の野球ファンが大阪から日本の野球界その他いろいろな世界についてもの申すメディア

野球界のこと

阪神タイガースにやっと現れた待望の高卒生え抜き大砲スター候補は誰 

投稿日:2022年1月22日 更新日:


昨シーズンの阪神タイガースは開幕当初から首位を快走し、「今年こそは優勝間

違いなし」と言われたのも束の間、結果的には紙一重の差でヤクルトに逆転を許

して優勝をさらわれた。今年就任4年目を迎える矢野燿大監督も結果によっては

今年限りになる可能性が大きい。チームも首脳陣も今年は背水の陣で臨む。


高卒のスター選手がいない

しかし、気になるのはここ近年の阪神においては高卒のスター選手が育っていな

い点だ。もともと阪神という球団は新人を育てるのが苦手、といったイメージが

定着してしまっているが実際のところその傾向は顕著なものとなっているのが現

実だ。この点では、真っ先に名前が挙がるのが藤浪晋太郎投手と言えよう。高卒

で入団してから3年連続2ケタ勝利と将来のエースが確約されるほどの活躍を見

せたものの、ここ数年の尻すぼみ具合は今更ここで言うまでのこともあるまい。

 

翻って高卒での野手に目を向けてみてもやはり同じような傾向がみられる。実

は、昨シーズンの阪神はセ・リーグ最多となる8名もの野手が規定打席に到達し

たのであるが、そのうち生え抜きの高卒選手というのはここに1人もいなかっ

た。他球団はどうか。まず、優勝したヤクルトを見ると、村上宗隆と山田哲人の

両主砲はもちろんのこと、日本シリーズでMVPに輝いた中村悠平が居る。巨人

は岡本和真と坂本勇人。広島は主砲の鈴木誠也の他、次世代を担う小園海斗と坂

倉将吾が昨シーズン初めて規定打席に到達した。中日は高橋周平、そしてDeN

Aはリードオフマンの桑原将志の名前が上がる。いずれも高卒野手ながら今やバ

リバリの中心選手となっており、まさにスター選手として各チームを引っ張って

いる。チームによってその人数に違いはあるものの、各球団でそのチームの生え

抜きの高卒野手が活躍しているのだ。

過去の生え抜き高卒スター?

ここで、直近の阪神で生え抜きの高卒野手であり、かつ規定打席をクリアした選

手に絞ってみてみた場合、果たしてどんな選手たちを思い浮かべることができる

だろうか。ここ10年間といったスパンでみてみると、実際のところチームには

1人もいないのである。否、正確に言えば1人も残っていないということだ。ど

ういうことかと言えば、まず、過去にさかのぼってみると2017年の中谷将大

の名前が上がる。ただし、その中谷も自身のキャリアで規定打席に到達したのは

そのシーズンのみに終わっている。さらに、2013年と2014年に大和が2

年連続で規定打席をクリアしている。しかし、この2人はいずれも現在は阪神に

は在籍していない。中谷は昨シーズンの途中に二保旭との交換トレードでソフト

バンクへと移籍した。大和も2017年末、FA宣言してDeNAへと移籍し

た。それ以前で見ても、長らく高卒生え抜きの主力選手が育っていないと言え

る。また、失礼な言い方で大変恐縮だが上述の他球団のスター選手たちと比較す

ると少々差が大きいのも現実だろう。

その中で、今シーズンはあえて高卒3年目を迎える井上広大に期待したい。現

在、井上はここまで一軍での本塁打が未だゼロ。昨シーズンは一軍の出場すらな

いままに終わってしまった。それでも、二軍では8月に右脛骨を骨折したことで

戦線離脱を余儀なくされてしまい全106試合中で68試合の出場にとどまった

中でさえ50打点の成績を挙げてウエスタン・リーグ打点王のタイトルを獲得す

るに至った。本塁打も9本放ちリーグ4位タイであり、内に秘めたるポテンシャ

ルの高さは見せつつある状況だ。

 

ここまで、外野手登録の井上は、二軍では主に左翼、右翼での出場が多かった。

一方で、一軍の外野陣を見ると今シーズンの布陣は昨シーズンの実績から見れば

中堅は近本光司、右翼は佐藤輝明が本命となる。ここで、佐藤はチーム事情によ

っては内野に回る可能性もあり不動のレギュラーと呼べるのは中堅の近本くらい

と言える。三塁でのシートノックを受けるなど、ポジションは固まっていない印

象も垣間見える。そして、左翼を守ったジェリー・サンズは退団。事実、矢野監

督も秋季キャンプの時点では「外野のレギュラーは近本くらい」と現状では外野

陣のポジションについては白紙の状態であることを強調していた。左翼、右翼の

候補は来日2年目となるロハス・ジュニアに、昨シーズン終盤戦で出番を増やし

た島田海吏、一発のある陽川尚将、2016年新人王の髙山俊、ベテランの糸井

嘉男といったところが虎視眈々とレギュラーポジションの座を狙っている。多士

済済の面々がひしめき合っている状態で、井上はこの争いの中に割って入ってい

くことができるであろうか。阪神が今シーズン優勝の栄誉に輝き、その強さをこ

れからも綿々と続けていくためには井上のような選手が活躍してチームを背負っ

ていってくれることが必須だ。今シーズンの阪神の大きな注目ポイントのひとつ

であることは間違いない。

【関連記事】

2022年プロ野球開幕セ・リーグ阪神タイガースのスタメンはコレ

2022年プロ野球開幕セ・リーグ巨人のスタメンはこのようになる

2022年プロ野球開幕セ・リーグヤクルトスワローズのスタメンは

2022年プロ野球開幕セ・リーグ広島カープのスタメンはこうなる

2022年プロ野球開幕セ・リーグ中日ドラゴンズのスタメンはコレ

2022年プロ野球開幕セ・リーグDeNAベイスターズのスタメンは

阪神藤浪、巨人菅野の自主トレに参加するその期間はたったこれだけ

阪神藤浪が巨人エース菅野に泣きつく自主トレ参加で恥をかくのは誰だ

阪神タイガース藤浪晋太郎は先発、中継ぎどちらの方がいいのか?


スポンサードリンク

スポンサードリンク

-野球界のこと

執筆者:

関連記事

オリックス新外国人投手スパークマン獲得発表福良GM先発での考え

オリックスは新外国人投手としてメジャーリーグ、前ツインズ傘下3Aのグレ ン・スパークマン投手を獲得したと発表した。スパークマンは29歳、188セ ンチ、98キロの右腕。平均150キロを超えるストレート …

1週間500球制限の第93回選抜高校野球大会、影響と理由とは?

    第93回選抜高校野球大会が3月19日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕す る。   今回の大会は、「1週間500球制限」のもとで行われる初めての甲子園球場で の大会となる。   本来であれば …

アストロズが5年連続リーグ優勝決定シリーズ進出、次の相手は?

メジャーリーグ、ア・リーグの地区シリーズはアストロズが本拠地ヒューストン での2試合に連勝したあと、ホワイトソックスの本拠地シカゴでの第3戦を落と したが、悪天候によって1日延期された第4戦は10対1 …

エンゼルス大谷翔平オールスターファン投票DH部門トップ2位との差は

14日(日本時間15日)、MLBは7月13日にロッキーズの本拠地クアーズ・ フィールドで開催されるオールスター戦のファン投票の第1回中間結果を発表 し、エンゼルスの大谷翔平がア・リーグのDH部門で52 …

巨人四番岡本和真が神宮球場で大活躍首位阪神に2.5ゲーム差大接近

セ・パ交流戦を負け越し、首位を行く阪神に7ゲームもの差をつけられてのレギ ュラーシーズン再開となった。早くも球団OBのみならず巷間からも逆転優勝へ の黄色信号が灯った、いやもう赤信号だとも言われていた …