19日(日本時間20日)、ドジャースタジアムで行われたドジャース対ダイヤ
モンドバックスの一戦は、4対2でドジャースが勝利した。
この試合で、ドジャースの筒香嘉智外野手が初となる「4番左翼」で2試合連続
でのスタメン出場をはたし、4打数1安打1打点と移籍後初安打となる適時打を
放った。
本来の筒香の復活を思わせる勝負強い打撃だった。0対2の2点ビハインドの4
回裏2死二塁、フルカウントからダイヤモンドバックスの先発右腕ピーコックの
151キロの外角シンカーに逆らわずに左前へ運び、1点差に迫る適時打を放っ
た。先制された直後だっただけに、本拠地ドジャースタジアムを反撃ムードに導
く貴重な一打となった。6回2失点と力投したエース左腕カーショーも白星にこ
そ届かなかったものの、筒香の快打に笑顔を見せた。「ヨシ(筒香)の大きな安
打だった。彼は日本のスター。話もしたが、すばらしい」と語った。そして、こ
の筒香と、先に移籍となったプホルスとのドジャースへの加入については、「去
年はコロナ禍だったが、今はクラブハウスがエキサイティングだ」とチーム全体
への好影響を口にした。
ロバーツ監督は新戦力を4番で起用した理由について「スイングの軌道が相手先
発のピーコックに合っていると思った」と説明した。
ドジャースは筒香とプホルスの合流後はこれで3連勝となった。依然としてナ・
リーグ西地区でジャイアンツ、パドレスに続く地区3位ながら、昨年世界一の強
豪が徐々に本調子を取り戻してきた。